ビックリハウス

ビックリハウスという雑誌がとても面白かったのは、見知らぬ人が面白いと思って投稿したことが読めるから

最近家の断捨離をしています。
押し入れの中から「ビックリハウス」という雑誌が出てきました。40年以上ぶりに出土した~、って感じで感慨深いものでした。
わら半紙みたい紙だから、すっかり酸化して焼けちゃってる。

えんぴつ大賞とかヘンタイよいこ新聞

エンピツ大賞とか
ヘンタイよいこ新聞とか。
糸井重里とか、安西水丸とか、橋本治とか。
PARCOの広告が載ってる。
ココ山岡の広告も。やばい。

近所のさくら書店で毎月夢中になって立ち読みしてました。お小遣いが少ないしバイトする勇気もなかったから買えなかった。
さくら書店には大変お世話になりました。今の私があるのはさくら書店のおかげです。

ビックリハウスが面白かった理由

なんで夢中になったんだろうといまさらになって考えたときに、見知らぬ同年代と思われる人たちの投稿が面白かったから、だと思ったのです。
日本中の面白い人たちの面白い文書が面白かったんですよきっと。
言い回しとか、言葉遣いとか。 笑いをこらえるのが大変だった。
おふざけな投稿もたくさんありました。

今の世の中では多分出版できないような内容。ネットで当時の投稿を掲載したら、たぶん炎上するんでしょう。
第11回エンピツ大賞の審査員特別賞が「ブスに未来はない」ですよ。

堅苦しい世の中にビックリハウスはマッチしない

こういった雑誌、復活しないかな。しないだろうな。
ネットでやったらたたかれるだろうし。
大々的に出版するわけにもいかないだろうし。
やるなら表に出ないところでひっそりと口コミで、、みたいな感じになるだろうけど、すぐに見つかってしまってたたかれるんだろう。
世の中の人たち全員が認める事しかできない世の中。
堅苦しい世の中。